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『白光』朝井まかて

日本初のイコン画家、また女性初のロシア留学を果たした山下りんの生涯を描いた小説。

幕末、笠間藩(茨城県)の下級武士の家に生まれた山下りん。
とにかく絵を描くことが好きだった少女は家出をして東京に向かいます。明治の世になり、新しい生き方をせざるを得なくなった武士の兄も、時代の変化とともに、やがてりんを応援するように。

貧しいりんが絵を学ぶ方法として出会ったのが、ロシア正教会でした。西洋画を学びたいりんと、教会の布教のためのイコンを書いて欲しいニコライ司教。
そこに大きな違いがあることを、りんは何十年もの時をかけて、やっと知って行くのです。


山下りんが現代に生まれていたら、また、裕福な家の出だったら、きっと宗教画は描いていなかったのではないかな。
「貧しさ」は人生の選択の幅を狭めるけれど、その制約がある中で、りんは生き切っていると感じました。

酒好きのりんが毎夕、二合徳利をぶらぶら下げて、二合分の日本酒を買いに行くシーンは親近感を持ちました。ひ孫から、毎日行かなくてもいいようにもっとたくさん買っておけば?と言われるのですが、あれば飲み過ぎるからと。
わかるわー。


相変わらず具だくさんスープの日々。
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鶏肉、白菜、大根、人参、しょうが、白ネギ、豆腐。
ご飯にも日本酒にも合うんです


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