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井上荒野さんの『あたしたち、海へ』を読みました。

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中学2年生の有夢、瑤子、海は仲良しの幼なじみ。揃って憧れの私立女子中学に合格し、楽しく学園生活を送るはずだったのに…。
クラスの女王さまに目を付けられて、3人の心は砕けそうになってしまいます。

この小説は章ごとに視点が変わります。いじめられる側もいじめる側も、実は自分を守ることに必死。いつ、壊れるかわからない薄いガラスのようで、読み手のわたしも息苦しくなってしまいます。

人はいくつになっても、どこに行っても変わらないので、中学でも、大人になっても、高齢者専用マンションでも同様のことが繰り広げられています。
3人はこのまま自分に負けてしまうのでしょうか?

わたしが今まで読んだことのある井上荒野さんの小説には、いつも最後に救いがありました

『あたしたち、海へ』の登場人物で、一番好きだったのは登場シーンは少ないのですが、「波多野さん」というおばあさん。
高齢者専用マンションに入居するのですが、「気取ってる」と言われて、やはりその中にいる女王さまにいじめられます。
でも、この波多野さんがむちゃくちゃ格好良くて、爽快で、すっかり憧れてしまいました。
最近よく聞く言葉ではありますが、「ブレない」生き方は素敵だなぁ。

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comment iconコメント ( 2 )

No title

わぁ、偶然!
わたしも昨日図書館で井上荒野さんの小説を借りてきたんです(*^^*)
わたしが借りたのは別の本なんですが、
この小説もあったような気がする・・・

気になって先ほど書評をネットで調べてみました。
まだ小説を読んでないので、なんとも言えませんが
ちょっと興味深い内容かな。
多感な学生時代でも、大人になっても、老人になっても
『いじめる』『いじめられる』という感情は、日常の中に潜んでるんだろうなと。
波多野さんがどんなカッコよさを持っているのか
気になってしょうがないので、わたしも借りてみますね~!

名前: kario [Edit] 2020-02-18 01:11

Re: No title

karioさん;

ホントだ! すごい偶然ですね(^^)
井上荒野さんが好きか嫌いかというと位置的には微妙(^^;)
人のイヤ~な部分が出てくるので、なんか気が滅入るのです。
でも、最後に光が差すから、ついつい読んでしまう。

最近の「いじめ」は特に深刻な気がします。
無視くらいなら耐えられるかも…ですが、SNSでさらされたりとか、暴力系とかは耐えられない(>_<)
わたしだったら、学校行かないです。
もし、わたしに子供がいて、そんな目に遭っているとしたら、学校には行かせません!って、机上の空論ですが(^^;)

わたし、若い頃に働いていた職場で配置換えになり、3ヶ月ほど過ぎた時、その部署の女性たちから「今まで無視してごめん」と言われたことがあるのです。
でも、無視されていたことに気付いていなくて、その後、わたし、無視されてたんだ~と、落ち込みました(-_-;)

名前: [Edit] 2020-02-18 21:22

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